【私の好きな日本遺産】沖縄グルメ×琉球史探訪!日本遺産にふれる癒しの旅

連載【私の好きな日本遺産】では、これまで全国を旅した経験の中から、筆者イチオシの日本遺産をピックアップし、その魅力や名残あるスポットをご紹介したいと思います。

第9弾は、国内旅行の定番中の定番である「沖縄」 です。

目次

琉球王国の記憶をたどる、日本遺産・沖縄の魅力

斎場御嶽

沖縄はかつて琉球王国として栄え、日本と中国、東南アジアを結ぶ交易の拠点でした。その歴史を今に伝えるのが、首里城跡や斎場御嶽(せーふぁうたき)といった史跡群です。

特に、沖縄のグスク(城)や関連遺産は、琉球王国の繁栄を象徴し、独自の建築技術や信仰文化を色濃く残しています。

泡盛

さらに、泡盛や琉球料理などの食文化も、異文化交流を通じて発展してきました。沖縄は単なる観光地ではなく、独自の歴史と文化を持つ特別な地域。

その価値は、日本遺産としての認定を受けるほど、貴重なものと言えます。

三山時代の足跡をたどる、浦添ようどれの歴史散策

浦添城跡

浦添市にある「浦添城跡」は、首里城が王宮となる前の13世紀から約200年にわたり、琉球王国中山の居城として栄えた歴史ある城跡です。

現在は浦添大公園の一角として整備され、ゆいレール「浦添前田駅」から徒歩10分で訪れることができます。

沖縄戦により城壁の大部分が失われましたが、近年の発掘調査により、その構造や外観が徐々に明らかになっています。

「浦添ようどれ」。英祖王や尚寧王が眠る王家の陵墓で、13世紀に築かれた壮大な墓

城跡の頂上からは、那覇市街や東シナ海を一望でき、琉球王国時代の面影を感じられる絶景スポット。また、城跡とあわせて訪れたいのが「浦添ようどれ」。英祖王や尚寧王が眠る王家の陵墓で、13世紀に築かれた壮大な墓所です。

戦後に復元されたものの、当時の威厳ある佇まいは今も健在。琉球の歴史を肌で感じることができる浦添城跡と浦添ようどれは、沖縄観光の新たな魅力を発見できるスポットです。 

浦添城跡(浦添ようどれ)

沖縄の食文化を体験!もぅあしびーで味わう琉球料理

トロトロ食感のラフテー

沖縄料理を存分に楽しみたいなら、那覇・旭町にある「もぅあしびー」がおすすめです。旭橋駅や壺川駅から徒歩圏内にあり、アクセスも便利。店内には沖縄県内48の醸造所すべての泡盛が揃い、100種類以上の銘柄を楽しめます。

料理は、トロトロ食感のラフテー、磯の香り豊かなもずく天ぷら、沖縄そば麺を使った「島ナポリタン」など、個性豊かなメニューが揃います。

「本日のおすすめ」もあり、訪れるたびに新しい味に出会えるのも魅力。

島天ぷら

さらに、店長の温かい接客も評判で、沖縄の食文化や地元の話を聞きながら、居心地の良い時間を過ごせます。常連の中には、店長の接客を指名して予約する人もいるほど。店長が振る舞う島天ぷらは絶品でした!

料理の美味しさはもちろん、忘れられないひとときを提供してくれる「もぅあしびー」。沖縄旅行の際は、ぜひ訪れてみてください。

もぅあしびー

  • 住所:沖縄県那覇市旭町112−15−1
  • 電話:090-1944-7441
  • 営業時間:17:00〜24:00
  • 予算:3,000円〜5,000円
  • 公式サイト:もぅあしびー 

しむじょうで出会う、沖縄そばの奥深い味わい

ソーキそば

筆者おすすめの名店「しむじょう」は、ゆいレール市立病院前駅から徒歩10分弱の高台に佇む、風情ある琉球家屋の沖縄そば専門店。市内を一望できる絶好のロケーションも魅力のひとつです。

看板メニューのソーキそばは、豚骨とカツオの旨みが凝縮された淡麗スープに縮れ麺が絡み、別皿で提供されるホロホロ食感のソーキと相性抜群。

開店直後から行列ができ、早い日は正午には売り切れることもある人気店で、あっさりながら奥深い味わいが多くの人を魅了しています。

今回は日本遺産の趣を感じながら、気軽に楽しめる沖縄旅をご紹介しました。いずれもゆいレールで訪れやすいスポットばかり。ぜひ、気の向くままに立ち寄ってみてください。

しむじょう

  • 住所:沖縄県那覇市首里末吉町2-124-1
  • 電話:098-884-1933
  • 営業時間:11:00~売切れ次第終了
  • 予算:1,000円前後
  • Instagram:しむじょう 

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土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍ら、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。春は桜を愛でながらサイクリング、夏は冷涼な北日本へ自転車で大冒険、秋は秘境の紅葉を求めて山登り、冬は輝く樹氷と白銀の世界に魅了される。そんな自然の中へ身を投じる旅がルーティーン。

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